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【072】スキルアップ!Mochaでスマホ画面のはめ込みをしよう!Part.01

更新日:2 日前


■映像の長さ 約46分 / Aeプロジェクトデータ(ページ最下部)

補足:標準プラグイン「mocha Ae」使用

スマホの実写映像は配布あり

スマホ内部画像は各自でご用意ください。



■完成映像イメージ


■この講座で学べること

・AE標準搭載の「mocha Ae」を使った高度なプラナートラッキング

・スマホのはめ込み画像が作れる

・マスク切りの基礎

・グリーン素材の抜き方と中のアニメーションの作り方


スマホのハメコミ合成に関しては、どこのサービスでも必要なカットになってきました。このチュートリアルで解説しているレベルの合成は最低ラインできるようになったほうがいいと思います。


本当の「オンラインエディター」の方々の合成のレベルは、コレ以上に丁寧に作業されています。


 

制作の流れ


01.全体説明


今回のレイヤー構造はこのようになります。

今回は3.7.8番のレイヤーをやっていきます。



02.スマホのグリーンの画面を抜く

それではダウンロードしたGreen.movをコンポジションにドラッグします。

このコンポジションの名前を”Main_Comp”にします。

これにMochaAEを適用します。


MochaのボタンをクリックしてMochaAEを起動させます。


03.トラッキング精度を下げる原因を先に除外する


ではトラッキングをとっていきたいんですが、指がトラッキングをとるのに邪魔そうですね。まずはこの指を除外していきましょう。


MochaAEではトラッキングをとる部分から省きたい部分を選ぶことができます。

トラッキングをとる時はイレギュラーに動いている部分があるとトラッキングの制度が下がってしまいます。

ですので、まずは指だけトラッキングしていきます。

Xスプラインツールでざっくりと指を囲んだらこの「T」のボタンでトラッキングをとっていきます。前方、後方とトラッキングをとっておきましょう。

除外したい範囲なので名前を「yubi」としておきます。

このクリップはトラッキングをとりたくないので歯車マークを外します。

間違えて触らないようにロックもかけておきましょう。



次にスマホの画面を囲っていきましょう。

Xスプラインを押してスマホ全体を囲みます。

スマホ画面のレイヤー名を「gamen」にします。

この「gamen」レイヤーを「yubi」レイヤーの下に持っていきます。

除外したい物の下にすると、上のものを除外してトラッキングがとれます。

とり終えました。




04.コーナーピンの位置を「Sマークで指定する」

次に画面上部の「S」のマークを押してください。

すると、青い四角が出てきました。

これがMocha のコーナーピンの位置になります。

このコーナーピンの位置をAEのコーナーピンの位置に張り付けることができます。

青い四角の四隅が画面の端にくるように調整してください。




動画再生してみると多少ズレている部分はありますが概ね画面とこの四角が沿っているのがわかります。

今、ずれている部分があると思いますが、後で調整できるので気にしなくて大丈夫です。


もしMochaでトラッキングが上手く取れない場合は…

トラッキングが取れる位置がどこかしらにあるのでいい感じに撮れるまで何度かトライしてみて下さい。


では、この「gamen」レイヤーもギアマークを外して間違って触らないようにロックをかけておきましょう。

Mochaをセーブして閉じます。

AEに移動します。


AEに戻りましたが、特に変化がありません。が大丈夫です。

それでは、合成させる前に、画面はめ込み用の画像を作成しましょう。




05.画面はめ込みようの画像を作成する


新規コンポジションを作成します。

名前を「スマホ画面」としておきます。

ここで重要なのがコンポジションサイズです。

今回は1080×1920で作成しますが、実際にはめ込みたいサイズを調べてそのサイズで作成しましょう。

元クリップが5秒なので、こちらも5秒にし、フレームレートは23.976にします。

元のクリップに合わせましょう。

何もないと分かりずらいので仮の画面を作っておきます。

Aなどと打って、グリッドでパース感がつかめる感じにしておきます。




Main_compの中に「スマホ画面」コンポジションを入れます。


次にAEの「コーナーピン」というエフェクトを使ってスマホの画面に追従させていきたいと思います。



06.Mochaからコーナーピンのデータを適用させる



まずはMocha のエフェクトが付いている"Green.mov"から Mocha を選択します。

①今回のExport Option (書き出し方法)は Corner Pin (Support Motion Blur)を選択します。

②Layer Export To(どのレイヤーに適応させるか)は"スマホ画面"を選択してください。


次に、Create Track Dataをクリックするとウィンドウが開きます。

どのトラッキングデータを取り出しますか?ということなので、今回は"yubi"ではなく画面のトラッキングデータを取り出したいので"gamen"のギアマークを付けてOKを押します。






最後に Apply Export を適用します。

すると、位置がちょっとズレてしまいます。

実は、 Mocha の特性上どうしてもズレちゃうんです。

これを直すにはアンカーポイントを修正する必要があります。

FULLHDの半分、横が 960 高さ 540にしてみます。





すると、大体希望の位置に貼り付けることが出来ました。

再生してみると、画面が大体、貼り付いてるのが分かると思います。

しかし、よく見てみると、若干ずれているところがあります。

この調整をしていきましょう。




07.コーナーピンのデータを微修正する


僕がいつも調整する際に一番楽な方法を紹介します。

Mocha で作ったコーナーピン名前を"コーナーピン_mocha"としておきます。

①"コーナーピン_mocha"の1個上に微調整用のコーナーピンを追加します。

キーボードの U を押すとキーフレームが打たれているところだけを開くことができます。②後々グリーンを抜いて被せていくのであまりいい方法ではないかもしれないんですけどこ

の画面より一回りだけ大きいのを指定します。

③トラッキングが上手くいってる場所で調整用コーナーピンにキーを打ちます。




クリップを見直してズレている部分にキーフレームを打って調整します。(図12)




Mochaだけではとり切れてなかった部分が多少緩和されたかと思います。

これでスマホ画面のトラッキングは終了になります!!


08.グリーンの素材をキーイングする


では次に、グリーンをキャンセルして指だけの素材を作成していきます。

この一番下の"Green.mov"の映像をCtrl + Dでコピーして、"スマホ画面"の上に持っていきます。

複製したクリップではMocha のデータは必要ないので削除してください。



では、グリーンをキャンセルしていきます。


AEでグリーンをキャンセルする時はKeylightという強力なグリーンキャンセルのプラグインを使います。

エフェクトプリセットの検索バーで”Key”と打ちます。

するとKeylight 単体でも、勿論使えるんですけど

アニメーションプリセットに”Keylight + 高度なスピルサプレッション”がセットになったアニメーションプリセットがあります。

これを使うことをお勧めします。




これを一番上のレイヤーにドラッグします。

この状態では、まだグリーンはキャンセルできいません。



Screen Colourのスポイトで画面のグリーンをクリックします。

するとスクリーンの画面の中身が抜けているのが分かると思います。(15)




ただグリーンで抜いてしまっているのでこの後ろにあるクッションやラグが少し抜けてしまってるのが分かります。

このグリーンの抜け具合を、微調整していきたいと思います。


Intermediate ResultではScreen Matteを選択してください。

そうすると、白黒のマスクの状態が見えるようになります。

この部分を白黒はっきりしていきたいと思います。


ただあまり数値を極端にしすぎるとマスクのエッジが固くなるので、

固くなりすぎないようにじんわりと調整して見て下さい。

はい、指のマスクが作成できました。

先程変更した Screen Matte をIntermediate Result にしてください。

そうすると、綺麗にマスクが抜けているのが分かると思います。


しかし指にグリーンのエッジが残っています。

これを緩和するためにAdvanced Spill Suppressorにチェックを入れると指の周りなどにある緑色が除去されました。

補完方法を"Ultra"するとかなり綺麗に抜くことができます。





一旦ここまでで、初めて画面のはめ込みにトライしてる方はこれで十分かと思います。


09.画面内のアニメーションを作成



ここで一旦プロジェクト内を整理しましょう。

"Main_Comp"は"COMP"というフォルダに整理します。

"スマホ画面"は"Precomp"というフォルダに整理します。

"Green.mov"は"Footage"というフォルダに整理します。

一回プロジェクトパネルを整理しました。


では、画面の中身のアニメーションを作っていきたいと思います。

基本的には自分が好きな映像をはめ込んでみて遊んでみてもらえればOKです。

今回は、上に2回、右に2回スワイプする動きになっています。

この動きを考慮したアニメーションを作りやすいように、この中に映像を置いて、動きのガイドを作成します。



このレイヤーを右クリックからガイドレイヤーにします。

こうするとレンダリングされなくなります。

これにチェックを入れてください。


アニメーションが作りやすいようにガイドレイヤーを見ながら指がスワイプする位置にマーカーを置いておいていきます。


アニメーションを作っていきます。

最初は縦に2回スワイプするのでスワイプする用の縦長のコンポジションを作っていきます。

1920 * 2とすると計算機のように3840と2倍の長さのコンポジションを作ることができます。



コンポジション名を"ページA"としてOKを押します。

すると縦に長いコンポジションができました。

背景に色味を入れておきます。

背景にピンクっぽい色を入れて分かりやすいように仮でテキストを入れておきました。


レイヤー整理の整列から"上揃え"を選択しておきます。(21)


ガイドの動きを見ながらアニメーションをつけていきます。

F9を押して動きに緩急をつけていきます。




このようなアニメーションカーブをつけてスマホのスワイプのアニメーションを調整してみて下さい。


ページAを右にスワイプさせる動きも付けます。

次にめくれた後の"B"と"C"も作っていきましょう。

Aのアニメーションをつけたようにガイドを見ながらこのような感じのアニメーションをつけていきました。



Main Compに戻って再生させてみましょう。

指と連動して、画面をはめ込むことが出来ました。


パート1はこれで完成です。ここまでで

・mocha Ae の使い方

・グリーン素材の抜き方と中のアニメーションの作り方

が出来るようになりました。


次回は更に質感を追加してもっとリアルにしていきたいと思います。ありがとうございました!!



■次の章のご紹介

【073】Mochaでスマホ画面のはめ込みをしよう!Part.02



 

■素材は有料の素材サイトArtGridの映像を使用

今回チュートリアルでは、有料サイトの動画を使用しています。配布AEPに内包している実写映像は権利の都合上、ブラックに塗りつぶししています。オリジナル素材をダウンロード頂いて差し替えるか、似たシュチュエーションの動画素材を撮影してみてお試しください。


▼使用素材(ページ下部のAEPに内包されてます)


■ArtGridの優待リンク


 

▼プロジェクトファイルをダウンロード

収集環境

Ae CC2020 (17.6.0)


※その他、有料プラグインを使用しているケースもあります。お持ちでない方は各プラグインの体験版などで作り方を学んで頂けますと幸いです。個別での質問やサポートは行えませんのでご了承ください。


以下、ダウンロードリンクです。


記事の続きは…

sanze-echo.com を定期購読してお読みください。

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