こんにちは、映像クリエイターのサンゼです。
ラボメンバーの方からいただいたお便りに音声でお答えしていきたいと思います!なかなかの熱量のある質問だったので、僕もできる限り言葉にしてお答えしました。
ラボメンからの質問募集は変わらずしていますので、よろしければページ下部のGoogleフォームから投稿してください。全てに応えられるかはわかりませんが、できる限り応えになるように努力します!
■お悩み内容
サンゼさん はじめまして
先月からサンゼラボに加入した者です。
僭越ながらお伺いしたいことがあり、メッセージをお送りしました。
相談内容は、「次の一歩をどうやって決めて、踏み出すのか」についてです。
新しいことを学ぶ、ちょっとお高いプラグインやソフトを購入する、新ジャンルの仕事を始める
といった「次の一歩」は、どのように考えて踏み出せばよいのでしょうか。
私は動画編集で仕事ができるようになりたいと思い、夏ごろから勉強を始めています。
とあるサービスを利用してみたものの、そのプログラムにあったのは、アフターエフェクトというよくわからないソフトのチュートリアルばかり。
話がちがうと思いましたが、「まぁ信じてやってみっか!」という気持ちで先月やっと卒業ができました。
(教材の最初のひとこと「ホワイトの平面レイヤー」が分からなかった自分にとって、サンゼ本はまさに救世主でした。本当にありがとうございました。)
お察しの通り、私はこんな調子で「よくわからないけど世界に飛び込んだ」人間です。
なので、「いつかこれぐらい稼ぐぞ!」という金額目標はあるのですが、
どうやって、どのジャンルで、などの具体的な目標が漠然としていています。
しかもたぶん学ぶことの順序も間違えています。
ふつう編集ソフトからですよね。
簡単な案件に挑戦してもよいはずなのですが、
アフターエフェクトだけできる(といってもまだ初心者レベルですが)では駄目だ。
プレミアプロの基本操作も知らず、フォトショで動画のサムネイルも作れない自分には
まだ早いと感じ、一旦仕事に挑戦するのは延期、今月から独学で本を買って勉強しているところです。
プレミアプロの独学を始めてみて感じたのは、
(わたしにとっては)全然簡単なソフトじゃないということ、
そして参考書の執筆者さんの見えている世界が自分の見えている世界とは
全然ちがうということでした。
今わかっているだけでも、光・音・画の構成について、常識と思っているレベルが、
まったく違うのです。
「この操作ができたら、こうなるよ!」ということは、調べればわかるのですが、
そもそもなぜこんなこの「便利機能」がついているのかが、さっぱりわからないのです。
音量調整ひとつとっても、
オーディオクリップミキサー、オーディオトラックミキサー、オーディオゲイン、音量バー
、アドビオーディションがあって、
「え、こんなたくさんあってなんなの??何か意味あるの??」という調子です。
カラコレ・カラグレ、アップデートで追加された新機能についても同様で、
「だからなんなんだ?プロの人はなぜこの機能を重宝しているんだ??」という気持ちが先に出てしまい、モヤモヤを感じています。
プレミアプロからはなれて、動画制作全体や編集についての本を読んでみても、すべての悩みは解消されません。
おそらく、プレミアプロにはエディターたちの「もっとこうだったらいいのに!」が
たくさん詰まっていて、自分がその視点に立てていないまま、どんどんつまみ食いしているから、こんがらがってきているのだと思います。
<ながながと身の上話すみません。ここから本題です>
そこでサンゼさんに伺いたいのは、この漠然とした「まだ足りない」とどう向き合えばいいのか
ということです。
勉強すればするほど、「色や光はこうすればこのように演出できる」「編集はこうすると効果的」「音はこうすると聞き取りやすい」等がこの先もっと出てくるように思います。
自分が納得し、やり切るまで努力は続けるつもりです。
ですが、スタートラインもゴールもよくわからないまま踏み出してしまったいま、
仕事に挑戦するための「次の一歩」をどの方向に、いつ踏み出すべきか迷子になっています。
(もちろん後悔はしていません!)
サンゼさんにもきっと、これまで沢山の「まだ足りない」があったのではないかと思います。
そのなかでどう判断して「次の一歩」を踏み出して(決めて)きましたか?
半分泣き言みたいになって恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。