■映像の長さ 約9分 / Aeプロジェクトデータあり(ページ最下部)
補足:標準エフェクトのみ使用
■完成映像イメージ
■この講座で学べること
・背景と実写映像との色見の合わせ
・ライトラップのコンポジションの作り方
・ライトラップの重要性
■目次
0:10 グリーンバックを抜いていきます
2:00 背景のLED を作っていきます
(早送り)2:30早送り終了
3:04 背景と人物を合成していきます
4:50 まずは色味を合わせよう
5:12 LEDをグローさせる
6:17 Lightwrap用のコンポジションの作り方
▼制作の流れ
01. 被写体のグリーンバックを抜いていく
まずは、このお兄さんのグリーンバックを抜いていきましょう【図001】
エフェクト&プリセットからKeylight + キークリーナー + 高度なスピルサプレッションを選んでください。
通常のより、こちらのほうが使い勝手がいいです。
①Screen Colourのスポイトツールでグリーンの色をとります。
②ViewのモードをScreen Matteにして白黒のマットで抜け具合を確認していきましょう。
なるべく白と黒をきっちり分けた方がきれいに抜けるので、調整していきます。
③Screen GainやScreen Matteなどを調整して白黒を調整します【図002】
設定はこんな具合です【図003】
眼鏡の抜け具合が甘いですが、ライトラップの作成なので、このくらいで大丈夫です。
④Advanced Spill Suppressorというエフェクトにチェックを入れるとグリーンバックの色被りが少しナチュラルになります【GIF.02】
ざっくりではありますが、被写体のグリーンバックを抜くことが出来ました。
コンポジション名を「man_mask」としておきます。
02. LEDの背景と被写体を合成させる
次にLEDの背景を作ります。
詳しい作り方は端折りますが、チャキチャキしたモーショングラフィックスの動画にエフェクト「CC Ball Action」をかけると一気に背景がLEDっぽくなります。
このコンポジション名を「LED」とします【GIF.03】
次に、「man_mask」と「LED」を入れた「Main_COMP」コンポジションを作ります。
「man_mask」を「新規コンポジションの作成」のマークにドラッグすると「man_mask」を含んだ新しいコンポジションが作成されます。【GIF.04】