■映像の長さ 約8分 / Aeプロジェクトデータあり(ページ最下部)
補足:標準エフェクトのみ使用
■完成映像イメージ
■この講座で学べること
・迫力をプラスするカメラシェイクの作り方
・調整レイヤーとトランスフォームの組み合わせ技
・エクスプレッション「スライダー」の利点
■目次
0:15 調整レイヤーで画面を動かせるようにする
1:00 スライダー制御とは
1:30 スライダー制御の使い方
4:44 画面の動きによって見切れる部分の修正
5:46 シェイクするレイヤーを複製する
▼制作の流れ
01.使いやすいカメラシェイクエフェクト
今回は使いやすいカメラのブレの作り方をご紹介します。
まず、新規コンポジションを作成し、ブレをつけたい動画を配置します。その上に調整レイヤーを配置。
調整レイヤーの名前をcamera shakeにします。
ここにエフェクト → ディストーション → トランスフォームを適用します。
このエフェクトでブレを制御できるようにします。
エクスプレッション制御をつけるために、
camera shakeレイヤーにエフェクト → エクスプレッション制御 → スライダーを2つ適用します。(01)
カメラシェイクなどはwiggleを使って作ることが多いと思いますが、しかしwiggleでは大きさが設定できないなどの弊害があります。
今回の方法では、シェイクの大きさや、なだらかにシェイクを解除することもできるようになります。
02.スライダー制御でシェイクを調整できるように設定する。
①スライダー制御の名前を「回数」「幅」にします。
②エフェクトのトランスフォームの位置にある時計のマークをAlt押しながらクリックするとエクスプレッションを記入できるようになります。
そこにwiggle(,)と記入します。
③前半部分を選択して、ピックウイップでスライダー制御の回転のスライダーに紐づけます。
()の後半部分もピックウイップでスライダー制御の幅転のスライダーに紐づけます。
すると自分で記入しなくても自動で書き込んでくれるので便利です。(02)
(wiggle(effect(“回転”)(“スライダー”),effect(“幅”)(“スライダー”))というエクスプレッションが記入されているはずです。)
ここで便利なのが、このスライダーにはキーフレームが打てます。
つまり、エクスプレッションの中にキーフレームを持ち込めるということです。
モーションブラーのマークにチェックをつけるとさらに見た目がよくなります。