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執筆者の写真サンゼ

【001】Trapcode Particular基礎講座

更新日:6月26日

■動画の長さ 約32分 / AEP配布なし


■この講座で学べること

・Trapcode Particular の基本操作

・パラメーターを設定する時の優先順位の付け方

・企業のVP制作に役立つ密度感のある映像表現


Trapcode Particular(パーティキュラー)は、Aeを使う上ではマストで覚えておきたいプラグインの一つです。テクスチャの使い方などをマスターすると企業ビデオなどで大量のオブジェクトを発生させる場合でも役に立ちます。


 

▼Trapcode Particular(有料プラグイン)


※Trapcode Particular(トラップコード パーティキュラー)はMAXON社が販売している有料プラグインです。

今回の動画と記事はTrapcode Particular ver4で作成しています。最新バージョンとは互換性が有りません。MAXONのプラグインダウンローダーからver 4をダウンロードして利用してください。

 

目次(クリックすると開きます)

 

▼制作の流れ


01.とりあえず Particularをつかってみよう


まずは新規平面にエフェクト → RGParticular→ Particularを適用します。


これだけで再生すると白いつぶが発生されます。

この白いつぶがパーティクルです。

このパーティクルは3D情報を持っています。


(GIF01)



Particularは設定する項目がたくさんあるので、難しそうですが、安心してください。

項目の上のほうから設定すると比較的コントロールしやすくなっています。


基本的に Emitter / particle / physics の3項目を理解しておけばOKです!

※一番上の「Designer」ボタンからプリセットを呼び出すことも可能。

(図01)





02.Emitterの設定

Emitterでは、パーティクルの「発生源の設定」を行うことができます。


Point  … パーティクルが点から発生

Box  … 立方体から発生

Sphere … 球から発生

Grid … 平面から発生

Light(s) … ライトの名前を「Emitter」とするとそこから発生

Layer  … レイヤーの形から発生

Layer Grid  … レイヤーの形でグリッドで発生

Text/Mask   …テキスト/マスクから発生


サンゼが、おススメするEmitterの種類は「Light(s)」です。

Pointで作ってもいいですが、アニメーションや、パーティクル量の調整などがLight(s)で作ったほうが管理しやすいです。


Light(s)で注意点ですが、ライトを作成したときに名前を「Emitter」にする必要があります。


また、ライトの名前が「Emitter」であれば同じパーティクルを複数使うことができます。

ライトの色を参照してパーティクルの色を変更できたりします。

一つの設定で沢山作成することができるところがおススメです。




Velocity

Velocity …パーティクルを押し出す速さ

0にすれば動かなくなるし、1000にすればものすごく早く噴射される。

0にして星空など作ることができます。


Velocity Random …押し出す速さをランダムにする。

数値をあげてムラを出したほうが、自然に見えます。


Emitter Size XYZ …文字通り、エミッターのサイズ


Emitterでよく使うのはこの辺です。




03.Particleの設定

Emitterで発生源を設定した後は「Particle」です。

ここでは主に形・色・大きさを決めます。


パラメーターの主な項目をご紹介します。


Life…パーティクルの寿命 。単位は秒


Life Random…パーティクルの寿命をランダムにする。

自然に見せるためには数値をあげたほうがいいですね。


Size…パーティクル一粒の大きさ

Size Random…パーティクルの大きさをランダムにする。


Size over Life…発生してから消えるまでの大きさの表

プリセットがあるのでそれを使うのがおススメ。


Opacity…パーティクルの透明度

Opacity Random…パーティクルの透明度をランダムにする。

Opacity over Life…発生してから消えるまでの透明度の表

キラキラさせたいときはプリセットの一番最後のがおススメです。


Color…パーティクルのカラー

Color Random…カラーを中心に色見をランダムにつける。




■プロはこう考える!

パーティクルのカラーを「Trapcode Particular」のパラメーター上で指定する事もできますが、サンゼはあえてパーティクルの粒を白で作って、後から別のエフェクトで色を変更しています。この方が色の微調整が楽なのと、深みのある色合いを出すことができます。


ビデオコパイロットが無料で配布している

というエフェクトで色味を変更します。




03.Physicsの設定

「Shading」の項目は飛ばして、次に「Physics」の説明に行きます。


「Physics」は物理演算の項目です。

パーティクルがプロっぽくナチュラルな見た目に変わる重要項目です。

ここを調整することでクオリティーがぐっと上がります。


Gravity …重力

マイナスの値を入れるとパーティクルが画面上へ上っていく。


Airの項目が絶対調整しましょう。


Wind X Y X …風が吹いている方向。

例えばWind Yにマイナスの値を入れると、煙の表現などに使えます。


Turbulence Field の項目も開きます。


Affect Position …パーティクルがうねる

数値を入れると有機的なパーティクルになる。


Scale…パーティクルのうねりのサイズ

数値が小さいと大らかに、大きいと細かくうねる。


Evolution Speed…うねりの速さ


以上が、大まかなパーティキュラーの項目紹介でした。




04.Trapcode Particularと相性のいいエフェクトを紹介


Color Vibrance

ビデオコパイロット社が出している無料プラグイン

Trapcode Particularのカラーよりも色がきれいに乗せれます

(図002)



CC Vector Blur

AfterEffectsの標準エフェクト。アメーバみたいな見た目になるエフェクト

煙を作る時など、意外と相性がいい。

(図003)



■最後に

Trapcode Particularは有料プラグインでも高めなプラグインになります。しかし、値段以上の価値があるプラグインだと思います。VFXをやる上では欠かせないプラグインで、サンゼも10年以上愛用しています。



■フラッシュバックジャパン 5%割引クーポンコード

プラグインが気になった方は是非フラッシュバックジャパンさんで購入を検討してみてください。LABOメンバー限定で5%OFFクーポンを発行して頂いています。合わせてご利用ください。


■会員限定チュートリアル

SANZE-LABOでは会員限定のチュートリアル動画を多数用意しています。

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