■映像の長さ 約15分 / Aeプロジェクトデータ(ページ最下部)
補足:標準エフェクトのみ
■完成映像イメージ

■この講座で学べること
・ヌルを使ったレイヤーコントロール方法
・レイヤーの親子付け
・修正を意識したデータ作り
■目次
01:00 背景を動かさないようにロックをかける
01:49 ヌルにピックウィップで親子付け
03:05 同じアニメーションを流用する
05:10 ヌルを使って回転させる
11:44 ちょっとアレンジしてみます
13:45 終わりに
▼制作の流れ
01.「ヌル」とは
「ヌル」はレンダリングしても表示されない実態のないオブジェクトです。
基本的な使い方は複数のオブジェクトを同時にコントロールする時に使う(01)

「ヌル」は単体では使用しません。
ピックウィップで親子付けして使用します。
そうすることで、ヌルを動かせば、それに紐づけされたオブジェクトも一緒に動くようになります。
では、テキストレイヤーのピックウィップ(渦巻のマーク)をクリックしてヌルに紐づけしてみましょう。

ヌルを動かすと、SPINテキストも一緒に動くようになりました。

またアニメーションを流用させたい時などにとても便利です。
スケールのアニメーションがついたヌルに紐づければ同じアニメーションを使う事ができます。

02.スピンの準備をする
新規コンポジションを作成します。
サイズは1920×1080で名前は「comp_spin」としておきます。
次に背景用の新規平面を作成します。名前は「BG」としておきます。
今回はグレーにしておきます。
間違えて動かないようにロックをかけておきましょう。
回転用のオブジェクトを用意します。
「SPIN」と書いたテキストを作成します。
ウィンドウ → 整列の機能でテキストを画面中央に持っていきます。
アンカーポイントツールでアンカーポイントをテキストのセンターに持っていきます。
※アンカーポイントツールはAEには標準搭載されていません。
こちらはmiyaさんが制作した無料のアンカーポイントツールです。
「SPIN」のテキストをctrl + Dで複製します。
複製したほうのテキストを「TEXT」と打ち換えます。
「ヌル」と「SPIN」「TEXT」3つのレイヤー全て3Dレイヤーにチェックを入れます。

「スピン」とヌルを親子付けします。
ヌルのY回転の一秒目に0、二秒目に180のキーを打ちます。